41111028 竹内 俊介 社会現象は多々ありますが、やはり最近気になっているのは、ウォール街のデモです。 これまでアメリカのデモといえば、黒人・ヒスパニック・同性愛者などマイノリティやWASPに差別される側の人々が中心でしたが、今回はそのWASPの学生や失業者が中となって、しかも同じ人種の金持ちに対してデモを行っているのです。 アメリカは「南北戦争のせいで人種差別が長引いている」といわれるほど、人種間の差別が長引きましたが、オバマに代表されるように、人種間の混血が進んできたおかげもあって、人種間の就業時の差別はなくなったようです。 では、今回は何故こうなったのでしょうか? まず、考えられるのが「白人に対する法による逆差別が気になる」人々が多いのでは無いのでしょうか。 黒人やヒスパニックなら、面接で断られても「差別された」といいに行けば、行政からの何らかのお達しが来るので、ある意味白人よりも丁寧に断らざるおえませんが、白人相手なら断りやすいわけです。 と、書いては見ましたが、やはり、一番大きいのはアフリカのデモによる政府の転覆でしょう。 もちろん彼らは政府を倒そうとしているのではありません。 多くの失業者が苦しむ中で、ボーナスを「失業者が全員雇用できるのでは?」と思える位大量のボーナスをもらっている金持ちに対してです。 穿った目で見てしまえば、「社会的にも知識層であるWASPだったから、他国のデモの情報にも敏感に反応でき、こういう事ができた」ともいえなくもありませんが、やはり、アメリカ自体が、 人種による差別ではなく貧富の差による差別に変わってきているのではないでしょうか? ラテンアメリカは貧富の差による差別はありますが、人種間の差別はありません(もちろん白い肌でブロンドのほうがもてますが、それは、日本人で言うところの目が大きいとかと同じようなものです) ある意味では、アメリカ合衆国が本当に意味で「ラテンアメリカ」のような人種のるつぼになってきた前兆なのかもしれません。